今はなかなか手に入らないヴィンテージ物です。 永場三郎　　　雅号（永台）　　未使用品 　大臣表彰の｛現代の名工｝に選ばれた永場三郎によって製作された雲州は亀嵩産の高級そろばんです。枠裏には昭和５６年６月吉日の刻印がされた２３桁の黒檀枠の樺玉の未使用品です。知る人ぞ知る永台さんの作られた算盤は全１８７工程のすべてを手作りで行っており他とは一線を画しております。実際に手にとってはじいてみればそのよさを十分に堪能できるというもの。 昭和２１年「雲州７人衆」といわれた算盤作りの７人の名工たちに特級品として販売ができるようになりました。その筆頭に上げられたのが初代永台さんです。 　父永台と共に昭和以降算盤作りの名工といわれた職人さんは多々いますが名人といわれたのはこの２人以外に出てきませんでした。その作品はまさに芸術作品といっても過分ではないでしょう。私自身もそんなすばらしい算盤を製作される方がいると聞いてほしくてたまらなくなり注文してから３年近く待ってやっと２丁の作品を手に入れたものです。今オークションにおいてはたまに氏の作品が出るようですがいずれも新品であり、それも多くは古道具屋さんから出品されるものが多いようです。