日本陸軍の下士官長靴です。 下士官用長靴では珍しい、豚革のオールバックスキンの仕様でよく履き込まれた、使用感のある品物ですが、全体的には原形が保たれている状態です。 兵用の編上靴でも、手入れのし易い裏革仕様が好まれたと聞いております。 豚毛の毛ブラシで手入れされていたとの事です。 色はやや赤みのある茶色で落ち着きのある色味です。 胴革の外側後ろに10.0（約24～24.5㎝)のサイズ打刻があります。 靴裏は、爪先側がスレ感がありますが、穴は空いておりません。 本来、土踏まず部に製造刻印がありますが、摩滅して読みとれません。 踵の革は貼り直した物か状態が良いです。 サイズがやや小さい品物ですが、戦時の貴重な資料と思われます。 以上の説明をご理解頂きまして、本品物の価値を認めて頂ける方のご購入をお待ち致します。