掌サイズの可愛さに魅せられ収集した香合の整理をしています。購入後は収納保管。 ①交趾花喰い鳥　京焼　高野正阿弥　 形物香合相撲番付表　東一段目　 「見返り鴨」ともいいます。首を後ろにねじり、口に花の枝をくわえているところからこの名があります。 正阿弥窯は、巧みなろくろの技術に豊かな色彩で伝統的な京焼を作りだす事で有名な窯元として知られており、得意とする作風は染付、赤絵、色絵、交趾と幅広く茶陶を中心に制作をしています。 ②蜜柑　京焼　高野正阿弥　 形物香合相撲番付表　東二段目 「形物香合相撲」番付表は安政2年出版、染付85種、交趾64種、青磁29種、祥瑞19種、呉須18種、宋胡禄2種、織部2種等計200種以上の香合が選ばれ東西に分けられています。 底三箇所制作時傷有り ③糸巻き　萩焼城山窯　金子信彦　 金子氏は少なくなった登り窯を用いて昔ながらの手作業でひとつひとつ丹念に作品を制作しており、日展のほか多くの陶芸展で受賞した経歴をもつ気鋭の作家です。 ④松笠　十一代坂高麗左衛門　 坂家は松本御用窯（松本萩）の伝統ある萩焼宗家であり、４００年の伝統を今に受け継いでいます。 共箱蓋に汚れ有り ⑤勅題香合隅田川　瑞豊窯　西尾瑞豊 紙箱片方は蓋置と記載されてます。 底部、紙箱汚れ有り ⑥紅梅　清水焼　澤村陶哉 清水焼は清水寺の参道五条坂で作られる焼物です。 ⑦織部ハジキ　松本鉄山　 「赤津の窯屋山口」として３００有余年作陶に従事する家柄、山口錠鉄の次男で母方実家の窯元へ養子となり後を継ぐ。織部・志野・古瀬戸等雅趣に富んだ茶陶が中心です。 ⑧織部ハジキ　小糸焼　 この形に惹かれ購入した香合です。 小糸窯は親子で作る小さな窯元で、飛騨高山・小糸の地で開窯以来75年以上。原料に飛騨の土・灰を使用した伊羅保釉が特色です。 ⑨織部ハジキ　作者不明　共箱無し 味わい深い暗緑色の素朴なハジキです。 好みで集めた織部の一つです。 ⑩雲錦　京焼　共箱無し 小振りで可愛い雲錦です。 ⚠️内側受け部分カケ二箇所有り。　 京焼は茶の湯の流行を背景に、江戸時代初期頃から東山山麓地域を中心に広がった焼物を言います。 ※共箱の経年劣化為、状態は目立った傷汚れ無しと致しました。どうぞ宜しくお願い致します。